もちろんちさたきは好きなのだが
『リコリス・リコイル』は惹かれるところも多いが、設定をかみ砕きにくい筋運びや雑な展開で評価が難しい……というのが4話時点の感想で、5話で脚本のずさんさが加速、6話でもっと肩の力を抜いて見る作品なんだと確信し、今のところは光るところもあるトンチキ百合アニメと捉えている。これが覇権ってマジなんか? 特に気になったのが導入のわかりづらさ。まず、主人公らがどんな人なのか理解しよう、本筋を追おう、世界観を理解...
続きを読む魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ- 感想 月生まれは義理堅いんですのよ、それはそれは残酷な話ですわ
本編で心を動かされた人は絶対に読んだ方がいい。楽しみつつもお金のかけ方や作り込みに不満があった人は、万難を排してやるべし。 本編の補完については、くどくどしいものやしょうもないものもかなりあったが、「アリシャ・オラオンは死んだ」がとにかく素晴らしかった。私は本編の感想でこんな不満を書いていたが……。 逆に明らかに欠点と言えるのは、構想に対して立ち絵やCG、ボイスといった物量が明らかに足りていないとこ...
続きを読む実は無双系未経験
【直近の予定】ファイアーエムブレム無双 風花雪月 2022/06/24魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ- 2022/06/24嘘から始まる恋の夏│ LYCORIS 未定(『しずくのおと』『FATAL TWELVE』のところの新作) 丸かぶりなんだが……。 他にも、やることが多いのに仕事のピークがバッティングしてなかなか苦しい。『十三機兵防衛圏』もネタバレ喰らう前にクリアしちゃいたいな。今日はまだフツーになれない - pixivコ...
続きを読むまどマギに100点付けつつもどうしてもあの展開と根幹の設定が気になる
百合ゲーレビューをまとめきって、抜け殻のような気分だ。残作業は、点数だけしか書いていない作品のレビューを書くのと、各作品の短評をツイッターに投下してみたいね。まず『まどマギ』について書きたいんだけどうまく話がまとまるかな。 アルセウスは、残すはミカルゲのみ……。 3DSとWiiUのオンラインショップがサービス終了とのことだが、3DS時代のファイアーエムブレムの追加コンテンツか何かが手に入らなくなるんだっけ?...
続きを読む百合ゲーム レビュー・感想まとめ
タイトル点数公式『アカイイト』100URL傑作和風伝奇百合ゲー、ノベルゲームが辿り着いた最高到達点の一つ。わが原点。『素晴らしき日々~不連続存在~』100URL「エロゲー」の終局特異点、世界の限界を超える詩。幸福、幸福って何だ?『凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>』100URL絶望と死の渦中で希望と生がひかめくダーク・スチームパンク。マルチシナリオよし、殺陣もかっけー。『魔法少女まどか☆マギカ』100URL虚淵がアニメのシマ...
続きを読むカバルドンこわすぎ、マスキッパがこんなに強いイメージはなかった
『Pokémon LEGENDS アルセウス』をもちろんやってるけど、これはかなり「ぼくたちが夢想したすっごいポケモン」に近づいてるなぁ……。ダイパリメイクの出来がひでぇもんだったので、ここまで作り込まれた力作だとは思わなかった。こういうフィールドワークとか収集方面に力入れた路線もいいね!魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ- 謎の金髪女(C.Cの擬人化?)とマーマ、マーマの子でどうシナリオが展開す...
続きを読む2021年 面白かった百合作品
来年もよろしくお願い申し上げます。『北の女に試されたい』(箕田海道) 実に作者らしい、素っ頓狂な百合紀行漫画。Twitterで女の尻を追い回すイルカについて思索する妙ちきりんな百合漫画を読んで一目惚れしていたのだが、(たしか)商業初のオリジナル長編でもへんてこっぷりが健在で嬉しかった。激情というトーンではないが面はゆい親愛やちくちくした嫉妬があり、相克や衝突と書くと気恥ずかしいが手探りでの相手への理解...
続きを読むファイアーエムブレム 風花雪月 感想 血に塗れた覇道を往く女と添い遂げられるか?
世界を革命する英傑であり、同時に戦禍を引き起こす暴君でもある女。あなた(ベレス)はこの血の雨を降らす女に寄り添うことができるだろうか? この問いが作品のエッセンスであり、答えによって評価が大きく左右されると思う。シリーズ最高傑作の呼び声も高い『ファイアーエムブレム 風花雪月』は任天堂の人気シミュレーションRPGシリーズの最新作で、メディアのレビューでも個人の感想でも非常に評価が高い。自分でもプレ...
続きを読むアオイシロ 感想 一から作り直せ、話はそれからだ
初報を聞いて狂喜して発売を待ち侘び、いざ読んで死ぬほど落胆させられた。伝奇・民俗学の知識に裏打ちされた設定は非常に練られており、ビジュアルとサウンドも当時の最高峰の出来だが、肝心かなめのテキスト・脚本・キャラクターが酷くて何もかもぶち壊しにしている。あえて地雷と呼ばせてもらう。『アオイシロ』については、読了直後に怒りに任せて書いたレビューが既に存在するが、10余年経った今読み返すとあまりにも乱雑...
続きを読む彼女と彼女と私の七日 -Seven days with the Ghost- 感想 So get for brand-new truth.
古きよきネットの時代が生んだ名作フリー百合エロゲー。ノベルゲームの点数を総合力ではじき出すなら、フリーゲームでこれに比肩するものはそんなにないです。個人的には『narcissu』『True Rememberance』『ドキドキ文芸部』などに並び称される作品だと思っています。金額単位の満足度は0除算でエラーになる『彼女と彼女と私の七日 -Seven days with the Ghost-』の特筆すべき点は、有志を募って作成されたフリーゲームである...
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